カワズ書房

ボーイソプラノが紡ぐ、ファンタジー要素のほとんどない純文学寄りファンタジー。 文庫(カバー付)・126ページ 2019.5.6　第28回文学フリマ東京初頒布 【全年齢向けですが、一般文芸程度の性描写がございます】 変声前のわずかな期間、少年たちだけに許される聖歌を捧げる行為―― それを専門とする「歌手」である十五歳のティセは、首席にのぼりつめながらも日々息苦しさに喘いでいた。 異教徒による侵略も勢いを増すそんなとき、聖都アルク・アン・ジェに待望の「神子」が現れる。 型破りな神子ヴァーニルとの出会いを通して、ティセは暗闇のなかに何を見出すのか。 大人と子ども、過去と未来、光と影、うそとまこと、羨望と渇望、祈りと願い、生と性。 あらゆるものの狭間で揺れ動く少年たちの、儚くも烈しい、一瞬と永遠の物語。 ※ノベルティのクリアしおりは限定数に達したため配布終了いたしました。 ☆『幻影譚』シリーズと同じ世界観で、800年後を描いたものですが、話は独立しており単体で完結します。 ☆『幻影譚』を2巻までお読みいただいているとよりお楽しみいただけます。 ☆個人サイトで1章まるまる(約8000字)お試し読みいただけます。 https://kawazushobou.jimdofree.com